配管工は、生活をする上で欠かせないライフラインの設置、整備を行う仕事です。
建築物には、水道管やガス管などあらゆる配管が設置されていますが、これらの配管全てを担当するのが配管工です。
ここでは、日常生活に欠かせない、ライフラインの設備を担っている配管工の仕事内容や年収、配管工の職に就く方法などを紹介していきます。
目次
配管工とは、戸建てやマンション、商業施設や工場(プラント)など、あらゆる建築物の配管工事を行う技術者です。
配管工が手がけるのは、水道やガス、空調、衛生設備などのインフラ整備なので、建築時の敷設だけでなく、配管に不具合が出たときにも修理や復旧を行います。
では、配管工の具体的な仕事内容や年収をみていきましょう。
配管工は、配管工事を行うのが仕事です。
ただし、配管工事は種類があるため、誰でも全ての配管工事を請けられるわけではありません。
配管工事は、種類ごとに必要となる知識や技術が違うので、全ての技術を持っている配管工もいれば、限られた分野の配管しかできない人もいます。
配管工の種類は大きく分けると以下の5つになります。
これらの種類の中で、専門知識と技術を持っている配管工事を行うのが、配管工の仕事です。
仕事内容は、配管をする箇所を特定したり、配管を取り付ける部分の寸法を測定したり、配管を切断したり接続したりして敷設するのが基本ですが、実務経験によって任される仕事内容は異なります。
配管工の年収は、当然ですが実務経験や保有資格、スキルによって異なるため、一概にいくらとはいえません。
しかし、厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、下記の年収となります。
参考資料:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種
この年収は、あくまでも平均なので、新人の場合はもっと低い場合もありますし、逆に実務経験を積んでいれば、もっと高額な年収をもらっている配管工もいます。
ただし、配管工は取得しておくと有利な条件で働ける資格があるので、経験年数が少なくても専門知識を持つことで、キャリアアップや年収アップを目指すことも可能です。
配管工は、建設会社や工務店、住宅設備会社などに就職をして、最初は見習いとして働きながら技術や知識を身に付けていくというのが一般的です。
配管工のキャリアアップに役立つ資格はありますが、持っていなくても配管工になることは可能です。
前述していますが、配管工は知識や技術を持っていなくても、建設会社などで見習いから始めて、実務経験を積むことで一人前の職人として働けるようになります。
ただし、毎日ただ仕事を覚えるというだけでは一人前にはなれません。
配管工事の種類によっては危険が伴うこともあるため、安全に関する知識を身に付ける必要があります。
また、技術に関しても、自分から積極的に先輩職人などの手業を見ながら覚えていくことが重要です。
特別な資格や道具がなくても、高度な技術さえ身に付ければ、独立開業も可能になります。
早く専門的な知識を身に付けてキャリアアップしたい、という場合には、資格を取得するのが一番です。
配管工に役立つ資格はいろいろありますが、特にキャリアアップに役立つのは下記の資格になります。
どの資格にも受験条件があり、ほとんどの場合は実務経験が必要となりますが、現場で技術を学びながら取得をすれば、効率よくキャリアアップができます。
配管工の求人というのは、建設会社や工務店、設備機器メーカー、ガス会社や水道関係の会社など、思っているよりも幅広い業種から求められる傾向にあります。
大規模な会社は経験者のみ募集というところもありますが、小中規模の会社であれば未経験者歓迎というところもあります。
Web求人サイトだけでなく、地元の求人情報誌やハローワークなどでも多くの求人募集を見つけられるでしょう。
基本的に配管技能士などの資格保有を応募条件にしているところはありませんが、現場仕事なので、普通自動車免許を持っていることが応募条件となっている会社が多くみられます。
しかし、それ以外は特にハードルの高い応募条件は設定されておらず、給与も25~30万円ほどとなっているので、興味がある方はチェックしてみましょう。
配管工は、建築士やインテリアデザイナーのように、表に出る仕事ではありません。
仕事内容としては裏方の作業となるため、地味な仕事といえます。
しかし、ライフラインを支えているのは配管工であり、水道やガスなどの不具合を修復したときには、とても感謝されるやりがいのある仕事です。
当社には、そのやりがいを糧に、誇りを持って配管工を続けている専任の職人が在籍しているので、配管工事でお困りの際にはぜひ当社にご依頼ください。